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コラム #9

牛乳の賛否について考えてみよう!ミルク・パラドックスってご存知ですか?

皆さんは、牛乳についての賛否に触れたことはありますか?
 
日本でも最近、特にお子様をお持ちのママの間で「うちは牛乳飲ませてないの〜」と、話題になることが増えてきたようです。
 
もともと日本では牛乳を飲む文化はありませんでしたが、戦後、GHQの指示で「牛乳飲料文化」が日本全国に広められました。
 
昭和後期生まれの私も、子供の頃は「毎日1本!」というようなキャッチフレーズをよく耳にしましたし、学校給食にも牛乳の存在は欠かせませんでした。
 
「牛乳は体に良い!」「牛乳を飲めば背が高くなる!」と、誰もが信じて疑いもしていませんでしたよね。
 
では、なぜそれが今、「賛否」の議論につながっているのか?
 
発端は、「世界で最も牛乳を飲んでるノルウェーでは、日本人の5倍の骨粗しょう症が発症している」という調査結果が出たことです。牛乳は飲めば飲むほど骨が弱くなる、、 俗にいう「ミルク・パラドックス」です。
 
 
・牛乳を飲むと逆にカルシウム不足に陥る「ミルク・パラドックス」
 
「牛乳はカルシウムが豊富なはずなのになぜ?」
 
それは、人体内でのカルシウムの貯蔵方法に要因がありました。
 
人間の体内では、カルシウムは99%が骨と歯の中に貯蔵されています。残り1%は細胞内に存在し、わずかに0.1%程度が血液中を流れているという状態。 牛乳に含まれるカルシウムは、摂取後に急激な血中カルシウム濃度上昇を引き起こすので、体が「カルシウム過剰」と判断し、骨に貯蔵されていたカルシウムをむしろ放出してしまい尿から排出されます。
 
結果的に、飲む前と飲んだ後で、体内のカルシウム量が減るという事態につながってしまうのです。
 
牛乳摂取量が多い世界4大酪農大国(アメリカ・スウェーデン・デンマーク・フィンランド)で、骨粗しょう症率がとても高いのは、この「ミルク・パラドックス」のせいだと言われています。
 
一方で、元来日本人がカルシウム源として頼っていた小魚や海藻は、腸で消化吸収された後にカルシウムとなるので、急激な血中カルシウム濃度の上昇を起こしませんから、問題にならないのです。
 
GHQが日本に牛乳を広めた時にはこのような仕組みは分かっておらず、本当に「日本人の栄養状態を向上させたい」という思い(建前?)と、「酪農大国として牛乳飲料・肉食を広めて儲けたい」という思惑があったのだと思いますが。。(^^;)
 
 
ここまでの話で、「うちの子には牛乳を飲ませたくない!」と思うご両親も多いと思いますが、実は「牛乳害」は他にもいくつかの要素があるんです。
 
 
 
・カゼインはとても消化が悪い
 

牛乳のタンパク質の85%は「カゼイン」というタンパク質

これは胃酸に触れると凝固するため、大変消化が悪いと言われています。

 

「乳児に粉ミルクを飲ませると、腹持ちが良いのよ〜」というのは、粉ミルクは牛乳由来のカゼインから作られているので、母乳よりも格段に消化が悪いから「腹持ちが良い」のです。

 

「腹持ちが良い」と表現すればなんだかプラスなイメージになりますが、消化に悪い食べ物をとれば、胃腸に負担がかかり、体内の免疫細胞の7割が住処としている腸内環境が悪化しますので、体には良くないのです。

 

また、牛乳に含まれる「乳糖(ラクトース)」を消化するには、「ラクターゼ」という酵素が必要なのですが、日本人は元来の体質的にこのラクターゼをあまり持っていない人が多く、実に85%の日本人は「ラクターゼ不足(=乳糖不耐症)」だといいます。

乳糖不耐症の人は、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしたり下痢をしたりしてしまうというわけです。

 ラクターゼは乳幼児の方が大人よりもたくさんあるらしいので、大きくなってから牛乳に対して下痢などの症状がでる人もいるでしょう。

 

不足量も人それぞれなので、ゴロゴロしたりという自覚症状を感じない人も多いと思いますが、「問題なく消化できる人」は日本には15%しかいないはずなので、皆さんも牛乳を飲むことで胃腸に負担をかけている可能性が高いです。
 

 
 
・高温処理
 
牛乳製造過程で、熱殺菌処理は必須です。
しかし、ゆでたまごで分かる通りタンパク質は熱に弱いので、牛乳のタンパク質・ラクトフェリンも同様、高温処理で栄養素が破壊されてしまいます。
 
 
 
・乳牛はホルモン剤漬け
 

「雌牛は常に乳が出る」と勘違いしている人も多いと思いますが、違いますよ!

 人間の女性は産後の授乳期においてのみおっぱいが出ますが、牛も同じです。

 

 じゃあ乳牛はどうなっているのか?

 

常に牛乳が出るように、ホルモン剤を投与し続けているのです。


また、1994年以降は、「遺伝子組み換え牛ホルモン剤」が開発され、そのホルモン剤を投与することで牛乳の生産量は12%アップするのですが、果たしてその牛乳の人体への影響は???

 

乳がん・前立腺がんになりやすい、生理が早くきてしまう、などいろいろ言われていますが、「常に乳が出るホルモン」なんて、何かしら人体で悪影響がでることは間違いなさそうです。

 
 
 
・過酸化脂質
 

これまた牛乳製造過程の話になりますが、脂肪分の分離を防ぐために、脂肪球を「均等化する」(=ホモゲナイズ)という処理が施されます。
 

昔はホモゲナイズしないまま出荷していたようですが、脂肪分がべっとりと牛乳の容器につくことになりクレームがでたようで、いまではホモ牛乳が一般的。

 

具体的には、牛乳搾取後に大きなタンクに入れられよくかき混ぜられるという処理です。
 

問題は、この過程で脂肪分と酸素が結びついて、「過酸化脂肪」に変質してしまうこと。

 

こうした酸化物質は、体内で「活性酸素(フリーラジカル)」を作り出し、細胞の遺伝子を破壊したり、ガンの原因となったり、様々な健康害をもたらすことになるのです。

 
 
 
・アレルギーの要因に
 

近代、日本はアレルギー大国になりましたが、アレルギーとは外部から体内に入ってきた物質に対して過剰に反応してしまう「自己免疫不全」です。

 

乳製品によってアレルギーを起こす人がとても多いのは、そもそも牛乳が牛の赤ちゃんのための飲み物で人間の飲み物ではないから、異物として反応しても当然。哺乳類で他の種の乳を飲料しているのは人間だけです。

 

また、ホモゲナイズで精製される過酸化脂質も、腸内環境を悪化させることで、間接的にアレルギー原因物質となるということも分かってきています。


 

 

 

と、このように「牛乳害」には様々な要素があるんですね。


最近では、学校給食で出される牛乳について、「うちは牛乳は飲ませない方針なのであたえないで下さい」という親もいらっしゃるそうです。

 

「アレルギーがあるので、、」ということならまだしも、家庭の食生活ルールを学校給食にも適用させるのは集団生活に混乱をきたすと思いますので、「アレルギーがあるので、、」という伝え方のほうが良いかもしれませんけどね。(^^;)


私自身は、「料理に使っていた牛乳も全て豆乳に置き換え!乳製品も一切やめる!」みたいにヒステリックに避けるべし!とは思いませんが、「牛乳は体に良いからガブガブ飲もう!」という昭和世代の価値観(=以前の私自身の価値観)は、転換期を迎えていると感じます。

 

体に良くないものでも牛乳の味は好きなので、豆乳やアーモンドミルクなどに置き換えられるときは置き換えながら、「嗜好品」としてほどほどにお付き合いするのが良いかなぁと考えています。

 


正直、「こんな話、知らなければ美味しく牛乳を飲みつづけられたのに!」という思いもありますが、2人に1人がガンになる時代です。

 

知識を身につけた上でその食品とどのように付き合っていくか、個人でしっかり判断していくことがとても重要だと感じます。

 

とくにお子様の食生活を掌握しているのはお母様なので、お母様方には出来る限り幅広い知識を学んでいただき、「食の選択力」を身につけていただきたいなと思います!!

 
 
 
 
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