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コラム #8

視点の数が命を救う!「いじめ苦自殺」に陥らない子どもたちを育てよう!

このところ、また心が痛む「いじめ苦自殺」のニュースが増えてきたように思います。

 

亡くなった子ども達の親御さんの気持ちを思うと、私も子どもを持つ親として、本当に胸が痛くなります。

 

教育熱心であってもそうでなくても、どんな親でもきっと皆さん、「誰でもいいから殺してみたかった」というような子になってしまうことだけは絶対に避けたい!と思うのと同時に、「いじめられたのでもう人生終わりです」と一つのつまづきで自ら人生を断つようなことも絶対に避けたいと思うでしょう。

 

しかし、実際に我が子がそのようなことになってしまったとき、学校環境を責めるだけでなく、具体的に自分たち親のコミュニケーションのどこに問題があったのか、そのことに思考を巡らせられる方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

 

亡くなった子ども達の親御さんたちを責める気持ちは全くないのですが、私自身が日々コミュニケーションの勉強をしている中で、「もしこんな風にできたら防げたのかもしれない」と感じることがあるので、今回は「いじめ苦自殺撲滅」に繋がればと思い、コラムのテーマとして取り上げさせていただきました。

 

 

いじめ苦自殺の根本原因は子どもたちの『視点の少なさ』では?

 

「そんなに辛かったなら転校だってできたのに」
「どうして親に相談しなかったの?」

 

様々な選択肢の中から敢えて「死ぬ」ことを選んだというよりは、いじめ苦自殺に陥ってしまう根本原因は『視点の少なさ』によるものではないかと感じます。

 

いじめ苦自殺のニュースを見た人の多くは、「そんなことで自ら命を立つなんて。。」と思うのではないでしょうか。「そんなこと」と捉えるのは、その人自身の価値観による答えです。
死んでしまった本人にしたら「死ぬしかなかった」なのです。

 

人の思考をつくるのは「固定概念を含む自身の価値観」「自分が考えられる選択肢」。
 

 私が「そんなこと」と感じるのは、私には別の選択肢が思いつくからなんです。

どんなことに対しても「選択肢」は無限に存在し、その選択肢の源泉は「視点の数」だと思っています。


 

親子のコミュニケーションの仕方によって子どもの視点の数は大きく変わる
 

現在の日本における学校教育では、「答えは一つ」の世界が当たり前。
最近は「答えのないテーマを扱ったディスカッション」などを取り入れ始めていますが、まだまだ教員側のナレッジも浅く、単なる場当たり的な討論の場に終わっているように感じ、学校教育のあり方を変えてもらうのは時間がかかりそうですね。

 

でも実は圧倒的に子どもの視点の数を左右しているのは、親子間のコミュニケーションなのです。

 

恐らく殆どの家庭において、「親の価値観」をベースにした視点を与えることはできているでしょう。


それ以外はどうですか?どんなバリエーションを与えられているでしょうか?

 

すーーーっごく気をつけて視点を増やすコミュニケーションを心がけていない限り、子どもが持てる視点の数は、「親の視点の数以下」になってしまうのです。

 

 ”以下”と言っているのは、親が持っている視点を全て伝えられていないと思いますので、恐らく現実には、その場その場で、1つのテーマに対して1つの視点しか与えられていないのではないでしょうか。

 


視点を増やすトレーニングは日々続けなければならない
 

実は子どもだけでなく、親の方の視点の数も少ない可能性があります。

 

皆さんは、あるテーマに対しての自分が思うことについて、「他には?」と、いくつ思いつくことができるでしょうか?

 

実はこれは、「視点を増やすための思考」を日々習慣的に続けないと絶対に増えてはいかないのです。

 

私自身、「あー!いいこと思いついた!」と思いついた瞬間に行動しがちな人間なのですが、良い発想・悪い発想ともに、行動する前に「他にはどんな選択肢が考えられるか?」→「その選択肢の中で最善なのはどれか」という思考パターンを、かなり意識して心がけるようにしています。

 

※思いつきで行動して失敗した経験が数えきれないほどありまして、そのような思考を心がけるようになりました。(^^;

 

 

大人でもめちゃめちゃ意識しないとできない思考パターンなので、そのような思考を子どもに持たせるのはとても大変です。「気づかないうちにそうなってくれていた」という棚ボタは、まずないと思ったほうがよいと思います。

 

 

日々の親子のコミュニケーションを全てそれに変えろ!というようなことは言いません。

 

でも、例えばたまに「よし。このテーマについて、考えられる選択肢を一緒に100個出してみよう!」という会話を持つことは、親にとっても子どもにとっても大変よいトレーニングになると思います。

 

私は前職がリクルートのマーケティングで、このような思考パターンのトレーニングは死ぬほどやらされ、自分でも自負するくらいめちゃめちゃ成長しました。それが現在もなお、自分の人生を良くしてくれていると感じます。

 

「他には?」が完全に自分の思考パターンとして定着するまでは、「テーマ」を設定して取り組むのがとても効果的です!

 

そしてそのテーマは、子どもが前のめりで話に乗っかってくるような「子どもにとって旬」なテーマを用いることをオススメします。

 

 

なぜなら!!
 

人間はプラス思考で考えているときのほうが脳の回転が良くなるため、出てくるアイデアの幅が格段に広くなるからなんです。逆にマイナス思考は、脳の回転数がかなり落ちている状態なので、なかなか代替案を思いつかないというわけです。

 

『マイナス思考からの脱却』は、またこれもコツがありますので、視点の数とは別のテーマで扱いますね!!

 

 

 

常にSOSが出せる場所でありましょう
 

親子で視点の数を増やすトレーニングを積むとともに、もう一つご提案したいのが、親の存在が「SOSが出せる場であり続けること」です。

 

子どもが親に相談しない理由は主に2つ。

 

 「どうせこう言われる」「心配かけたくない」

 

これはいずれも、日々のコミュニケーションに問題を感じます。

 

 

親が子どもの言葉に対して、まず自分の考えをぶつけるパターンのコミュニケーションをとっていると、「どうせこう言われる」にたどり着きます。

 

一方で、単純に子どもの言葉を肯定するだけのパターンのコミュニケーションをとっていると、「心配かけたくない」にたどり着きます。

 


私が考えるbetterなコミュニケーションの方法としては、

 

  1. まず子どもの主張をそのままニュートラルに受け止める。

  2. その後、親の考えを伝える&子どもの考えを聞き出す(どちらが先になるかはケース・バイ・ケースで空気を読んで調整)

  3. その後、親も子どもも見えていない選択肢を一緒に考えてみる(ここで「他には?」100本ノックです!)

 

いかがでしょう?

 

(2)までだと、いずれ子どもは「親はきっとこういうだろう」と事前に会話の行き着く先を考えてしまい、「どうせこう言われる」あるいは「心配かけたくない」ということになります。

 

しかし(3)までやることによって、最終的に見つかる回答が未知数になりますから、自分だけで解決できそうにない場合、積極的に相談したくなるのです!

 

 

ちなみに。。

 

なんでもかんでも親に相談するのではなく、「解決できそうもないときに相談する」ということもいいですよね!この「人を頼ることができる力」というのも、社会で生きていく中ではとても重要な能力の1つですから!!

 

 

 

子育てやコミュニケーション方法に「1つの正解」はありません。
 

しかし、こうした日々のコミュニケーションの改善によって、子どもの視点の数は間違いなく増えるでしょう。

 

私は子どもに圧倒的に影響を及ぼす『親子間のコミュニケーションの改善』が、『いじめ苦自殺のない社会』に繋がると信じています。
 

 
 
まあどれのマザーズコーチング講座では、このような視点の数の重要性を学ぶとともに、具体的な事例を用いたワークを行い、子どもへの望ましい接し方が身につきます!
 
是非是非、みなさんも学んで一緒に「いじめ苦自殺ゼロ社会」を目指しませんか?!