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コラム #6

将来にわたりその人の社会的価値を左右する「コミュニケーション能力」の重要性

企業人事部の人が異口同音に「コミュニケーション能力を重視しています」と言いますよね。
 
「コミュニケーション能力の高さが生涯年収を左右する」という調査結果も出ているくらいです。今や学歴よりもコミュニケーション力の時代。しかも、日本に古来から根付いている「同じ釜の飯を食った」的な超ハイコンテクストなコミュニケーションから、様々なことがデジタル化して、より明確に相手に自分の意図を伝える能力が必要になってきていると感じます。
 
一方で、「最近の若者は指示待ちの奴らばかり。明確に指示しないと動けない。」というような話もよく聞こえてくるものです。
 
実は「指示がないと動けない」というタイプの人は、自分で考えて行動する能力が低いのではなく、『状況収集力』の方が低いことが多いのです。
 
脳の中では、(周りの状況から様々な情報を脳に取り込む)→(今自分がやるべきことを考える)、、という流れになっているので、情報収集が不十分だと、自分のやるべき行動が見えてきません。
 
一般的に、「コミュニケーション能力」というと、自分から情報を相手に伝える部分だけがイメージされて、「弁が立つ」人のほうがコミュニケーション能力が高いような気がしますよね。
 
しかし実際、「コミュニケーション」は脳の構造から見ると、
 
  1. 環境から情報を取り込む
  2. 考える
  3. アウトプットする
 
この3つの能力が、それぞれ等しく重要なポイントになるのです。
 
昨今、アウトプットの部分だけに特別にスポットライトがあてられた教育が行われているので、採用面接のときにはしっかり自分の意見をハキハキ語っていたのに、いざ入社すると「明確な指示がないと動けない」というタイプが増えているのかもしれません。
 
 
・「コミュニケーション能力が高い」と「自己主張が強い」は違います
 
日本人は本来謙虚さが美徳とされているわけで、相手の意図を汲み取れないのに自己主張は強い、、みたいな人間を育てるのは、果たしていかがなものか?!と考えてしまいますよね。
 
逆にそんな人は扱いにくい、、、それって、つまり、「コミュニケーション能力が低い」という状態を表します。
 
口数が少ない人に、口数が少ないということだけで、「こいつ、コミュ障じゃん?(コミュニケーション障害)」と言ってしまう若者が増えてますが、私からすると、あなたの方がコミュ障である可能性高いですよ〜、、ということです。笑
 
もちろん、自分が考えたことをアウトプットできない人は問題ですが、アウトプットは必ずしも「言語的なコミュニケーション」(バーバル・コミュニケーション)に限りません。行動自体、顔色、声色を含めたあらゆる「非言語コミュニケーション」(ノンバーバル・コミュニケーション)も、立派なアウトプットと考えられます。
 
口数は少なくても、常にかゆいところに手が届く行動をとれる人も、とてもコミュニケーション能力が高いと言えます。(逆にそっちタイプの人が欲しいよぉーという人事部の方もいらっしゃるのでは?笑)
 
多くのパパ・ママは、「子どもにはしっかり自己主張ができるようになってほしい!」と願っていると思いますが、ちょっと気をつけて下さい!お子様がみなさんのイメージ通りに育った場合、「弁はたつけど空気は読めない人間」になりませんか?
 
 
・親の何気ない言動が「情報を取り込む」「考える」機会を奪っている!
 
アウトプットのバリエーションは無限です。
 
しかし、幼少期はむしろ、環境から情報を取り込むインプット力と、その情報を処理する考える力を重視して上げたほうがよいでしょう。
 
なぜなら!!!
人間の脳は0〜6歳までは右脳優位、、つまり、非言語的な情報処理の方が得意な状態にあるからなんです。
 
この時期に、文字や会話をベースとした言語的コミュニケーションに偏重した接し方をしてしまうと、「情報を取り込む力」「考える力」のベースが育ちません。
 
「言葉で指示されたことをその通りに実行できる」、一見、とても良い子に見えるでしょうが、これでは将来の「指示待ち人間」の予備軍です。
 
「情報を取り込む力」「考える力」を効果的に育てるには、子どもに対する親の接し方に全てかかっていると言っても過言ではありません。
 
ーーーーーー
子どもがコップのお茶をこぼす前に、「あ!こぼれそうだよ!危ないね。こっちに置こうね」と、修正してあげちゃってませんか?
 
子どもが棚に頭をぶつけそうになって、「あ!あぶないね。こっちにおいで〜。この棚あぶないからどかそう!」としてあげてませんか?
ーーーーーー
 
実はこうした行動が、子どもから「情報を取り込む力」「考える力」の成長機会を奪ってしまっているんです!!(衝撃!)
 
親の愛情は海よりも深く、出来る限り子どもから「困難」「苦痛」を事前に取り除いてあげたいと、無意識に行動してしまう生き物なんです。その愛は、将来子どもにとって本当に良い結果につながらないこともある。。とても悲しいジレンマですね。
 
 
・脳の成長にとって最も良いのは「実体験」
 
事前に親に注意されるのと、実際に失敗してしまうのとでは、脳の成長という視点では雲泥の差があります。「結果的に失敗しないで済むんだから事前に教えてあげたほうがいいに決まってる!」と思ってしまいますが、脳にとっては失敗したほうが100倍良いんです。
 
どうしてでしょう???
 
それは、親からの注意はあくまで「言語情報」であって、そこには痛みの感覚も、失敗して悔しいという気持ちも何もありません。その出来事から脳が得られる情報量に雲泥の差があるため、脳の成長にも雲泥の差がでてくるんです。
 
「言語情報」ばかりで育つと、、、「指示待ち人間」になってしまう。話は単純でしたね!
 
現代社会では、思春期以降は、お友達とのやり取りもほとんどスマホになってくるので、必然的に言語コミュニケーション過多に陥りがちです。
 
また、言語情報によって失敗する機会を奪われ続けた子どもは、ふとした小さな失敗からも立ち直れないという弊害もあります。
 
私自身が親になって、我が子をコミュニケーション力が高い人にしてあげたいと本気で考え、脳の構造まで勉強してみると、、
 
『エジソンが天才だったのは、失敗する機会に恵まれたことと、失敗しても凹まず、むしろ失敗する方法がもう一つわかったぞ!という驚異的なポジティブ思考に育ててくれたご両親のお陰』
 
という結論に至りました。
 
私の両親は残念ながらエジソンのご両親にはまったく及ばない凡人(?)で、結果的に私にはエジソンのような高いコミュニケーション能力は備わっておりませんが、自分自身がエジソンの両親に近づくことはできると考えております!
 
そのために必要なことは、子どもとの日々のコミュニケーションの改善なんですーっ!!
 
 
まあどれのマザーズコーチング講座では、コミュニケーションにおける3つの必須能力、「情報を取り込む」「考える」「アウトプットする」をバランスよく育てるために、子どもへの望ましい接し方を学べます。将来のエジソン排出も夢ではないと思います。
 
是非是非、みなさんも学びましょう!!