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コラム #16

日本の『上下関係社会』における【肩書き】の作用について考える

日本は『上下関係社会』なんです!

先日、とても光栄なことながら、マザーズコーチングスクールから「シニアティーチャー」という肩書きを賜ることになりました。

マザーズコーチングスクールは、現在、かなりの勢いで拡大しているので、【全国にいる数百人のティーチャーたちの育成に、積極的に関わってくれる存在】として生まれた肩書きです。

マザーズコーチングでいつも皆さんに…

『良いコミュニケーションは、上下関係の中では生まれにくい。上下関係の概念をとっぱらい、対等な立場として相手を尊敬することができなければ、コミュニケーションの質は上がらない』

とお伝えしています。

「え?上下関係は良くないんじゃないの?なんでマザーズの中に上下関係を作るの?」

と思われるかもですね。(^^;

ええ。

確かにその一面もあります。

日本はその昔、階級社会であり、「生まれが自分の生涯の可能性を制限する」という時代がありました。今は、日本全体がどうなのか、私は日本をくまなく訪ね歩いていないので把握できませんが、少なくとも、私自身は「生まれによって生涯の可能性は制限されていない」と感じています。

しかしながら、大きな組織には必ず「肩書き」が存在し、その肩書きが組織構造を規定する仕組みになっております。

まー、、、「みんなそれぞれ本当に好き勝手にやっていーよ!」なんてできるのは、数人のベンチャー企業でしか実質的に無理かもしれませんね。

 

個々がスタンドアローンで動きつつ複数のメンバーが有機的に繋がり、団体としてのパフォーマンスをあげる・・・なんてことができるのは、攻殻機動隊が憧れる世界だけかもしれません。(※マニアックかもしれませんが、実はわたしは高校時代から攻殻機動隊の大ファンでして。。)

あ!攻殻機動隊にすら、肩書き有りましたわっ!主人公は少佐です。(笑)

★攻殻機動隊

『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)は、士郎正宗による漫画作品。ジャンルとしてはSF(パラレルワールド含む)に属する。時は21世紀、第3次核大戦とアジアが勝利した第4次非核大戦を経て、世界は「地球統一ブロック」となり、科学技術が飛躍的に高度化した日本が舞台。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活動を描いた物語。by Wikipedia 

さてさて。

日本は教育シーンでも、「先生を敬いましょう」ということを教えていて、「ママ友カースト」なんていう言葉も生まれるくらいの紛れもない「上下関係社会」です。

「上下関係社会であることは良いことなの?悪いことなの?」

きっと、メリットもデメリットもあるでしょう。

私が「もう今日から上下関係社会、やめちゃおーぜ!」といったトコロですぐには変えられませんから、これは一旦、「そういう社会だ」と認識するにとどめまして、、、

そんな日本における「肩書き」の作用について考えてみたいと思います。

リクルート時代の尊敬する上司の言葉

私は子どもが生まれるまで、長年リクルートで働いておりましたが、そこで得た数々の貴重な経験の中でも、すごーーーく印象的な出来事がいくつかありました。

そのうちの1つ。

「肩書きが人を神格化し、肩書きによって人は孤独になってしまう可能性がある」

ということを学んだエピソードをご紹介します。

リクルート時代はかなりガムシャラに働いていた私です。

当時は仕事が楽しくてしょうがなかったので、24時間、頭の中は仕事のことで一杯だった時期もあります。(いまとはだいぶ違うライフスタイルでした)

そんな私が、あるときちょっとした肩書きをいただけることになったのですが、その時、上司に小部屋へ呼び出されました。

その上司とは、公私共にとーーっても親しくさせていただいていたのですが、小部屋に呼び出されることが滅多になかったんですよね。

「え?なんの話だろう?最近、私なんかやらかしちゃったかな?」

怒られたらこわいなーなんてドキドキしていました。

​その時、上司が話してくれたのはこんな話でした。

​おまえは本当にいつも仕事にまっすぐで、後輩育成にも熱心に取り組んでいるよな。

でも、昇進した時は、お前は今まで以上に自分自身の言動に気をつけていかなければならない。

なぜなら、「肩書き」がお前を神格化し、「お前の発言は絶対!」という影響を周りに与えてしまうからだ。

そうなると、いずれメンバーたちはお前の発言に対して自分の意見が言えなくなり、お前は自分の成長に必要なフィードバックが得られなくなる

この仕組に気づいていないと、昇進によって人は孤独な裸の王様になってしまうんだ。

だから、お前を慕っているメンバーが多ければ多いほど、上に上がっていくときには、自分自身の言動について、もっともっと気をつけていかなければならないんだぞ。

この時の話には、かなり衝撃が走ったのを覚えています。

その時の私は、「こうあるべき!」というガッチガチの理想像(=自分自身の価値観)を掲げ、その理想像に向かって突き進むことが良いことだ!!と思い込んでおりました。

その理想像からずれている人には、「正論」(=自分にとっての正論)という刀を振りかざし、ばっさばっさと切り倒していたようにも感じます。

それを上司は、「仕事にまっすぐだ」とうまいこと表現してくれていたのかもしれません。

 

きっと私は、どんどん視野が狭くなって、慕ってくれている後輩たちから神格化されだし孤独化に向かっていたんでしょう。

 

その上司は、「私が見えていない、気づいていない視点」を与えてくれたんですね。

 

肩書きを得たときこそ

コミュニケーションに気をつけましょう!

実はこの理解に至るまで、時間がかかりました。

最初は、「なんで?私のどこが傲慢なんですか?!」みたいな反応が勝手に心に浮かびました。(苦笑)

でも、その上司の言葉は、あれから・・・ん?もう10年近くたっちゃうのかな?

 

そんな月日が流れた今も、私のココロにとどまり続け、私に問いを与え続けてくれた結果、私なりの理解にたどり着くことができました。

 

その私が尊敬する上司は、、、

いつもズボンのポケットにPSPを忍ばせて(いや、忍ばせてじゃない!完全に半分以上でてて、丸見え!!)、会議中も狩りをしていたり(←モンハン)、スケジュールには『エア会議』(=会議偽装)をたくさん入れて、部下たちとマリオカートに勤しんでいたり。。(笑)

だんだん、「ん?!あさけんさんのこの会議の名称、、、あやしい!このプロジェクトの定例はここにはないはず!!!これはエアだ!!!」という、私の「エア会議見破り力」が高まっていったり。(笑)

そんなとてもユニークでいつも笑いの絶えない上司でありましたが、いま思えば、あの「ちゃらんぽらんな感じ」は、彼があえて演じていたものなのかもしれないですね。

部下たちから神格化されないために。

「人」で有り続け、部下たちの気持ちに寄り添い続けられるように。

会社を離れてフリーランスで活動している今の私にとって、「肩書き」はもう無縁の生活と思っていましたが、また「肩書き」にご縁をいただいたわけなので、そのとき、即座にこのエピソードが思い出されました。

肩書きを得たときこそ、コミュニケーションには気をつけよう!と。

組織やコミュニティーには様々な上下関係が存在します。

大切なのは、上下関係が存在することをちゃんと認識した上で、上下関係の生じないコミュニケーションを心がけること、です。

 

とはいえ!!

これはとっても、「言うは易し行うは難し!」でして…。

ついつい、傲慢になってしまったり。(^^;)

ついつい、自分が担うべき役割への使命感に燃え(萌え)すぎてしまったり。(^^;)

でも、度々思い出される、この尊敬する上司のエピソードが、私にいつも気付きを与えてくれて、それによって私は成長することができています。

会社を離れても尚、こんなにも私を支えてくれる上司の言葉に、本当に感謝の念に堪えません。

「で、どうやったら上下関係が生じないコミュニケーションが実現できるの?」

 

を知りたい方!!

 

ぜひぜひ、コーチングを通じてコミュニケーションを専門的に学んでみませんか?!

実は、子どもとのコミュニケーションは、最も上下関係が生じやすいんです。

マザーズコーチングで「弱者と扱われやすい子どもとのコミュニケーション」を学ぶことで、どんな組織のどんな上下関係においても応用できるコミュニケーションスキルが身につきます。

そしてその、「上下関係社会における上下関係を生じさせないコミュニケーション力」は、あなたのお子様にも備わっていくのです。(^^)