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コラム #12

『ごっこ遊び』が最新の教育法として注目される理由とは?!

今、アメリカの最新の教育法として、『ごっこ遊び』がとても注目されているんです。

IQの高い子どもを見つけ出して飛び級させまくる「ギフテッド教育」なんてものが一般的になっており、知的能力開発に偏重した時期を経て、「やっぱり人間の社会的成功要因はIQよりEQだ!」なんて風潮がでてきて、ハーバード大が「コミュニケーション能力が将来の年収を左右する」なんてことを解き明かしたりしたアメリカです。

日本に比べたら貧富の格差が大きく、「社会的成功」への並々ならぬ執着も感じますが、そんなアメリカが、今、幼児教育の現場で、超〜真剣に『ごっこ遊び』をやってるというのは、大変興味深い話ですよね。

『ごっこ遊び』から何を学ばせようとしているの?

『ごっこ遊び』、つまりロールプレイとは、わたしは◯◯役をやるから、あなたは◯◯役やってね、という形で、役割を決めてその役割を演じる遊びです。「おままごと」も同様にこのロールプレイに属するものです。

実は私自身、子供の頃、一番好きな遊びは『ごっこ遊び』でした。

 

休日に雨が降ったりすると、双子の姉と朝から晩まで子供部屋に篭って、いつまででも続けていたので、たまに親が心配して様子を見に来たりするくらい。

 

その当時、私達双子の間で流行っていたのは、「金持ち&貧乏ごっこ」です。(笑)

 

金持ち役と貧乏役に分かれますが、圧倒的に人気なのは貧乏役の方。朝から山へ薪を拾いに行ったり畑仕事をしたり大忙しで、紙も鉛筆も買えず、野良仕事の合間に学校にいくと、周りの友達が同情してノートやお弁当を分けてくれ、嬉し涙を流しながら御礼をいうと、さらにみんなからチヤホヤしてもらえる、、という役です。

 

一方で金持ち役は、鼻持ちならないスネ夫っぽいキャラにするのか、お金はあるけど性格は良いあしながおじさんキャラになるのか選べますが、いずれにしても、すぐにお金で解決できちゃうので、基本的には「ヒマ」なんで面白くなかったんですよね〜。笑

 

 

さてさて。

なぜか、常に貧乏な善良人がもてはやされる展開になってしまうロールプレイ。意地悪なキャラが登場すると、必ず善良人に「そんなことをしてはいけないよ」と諭されてしまいます。

なんか不思議なんですけど、自分自身の感情ではなく、誰かの感情を想像しながらロールプレイをしていると、いつの間にか全力で「こうあるべき」「こんな展開のほうが望ましい」という自分の中の善良な価値観が全面に滲み出てくるんですよね。

たとえある場面で、他の役のお友達に悪口をいったり意地悪をしてしまっても、後で必ず謝りに行くという展開になるのですから不思議。自分自身のリアルな喧嘩なら、なかなかそんな発想にはならないんですけれどもね。(笑)

そしてそして!!!

 

 私はここに、『ごっこ遊び』の真髄があるのではと思っています。


『ごっこ遊び』は客観的な視点の宝庫なんです。

自分自身、、、つまり「主観」とは無意識のうちに自分の中から湧き出る感情ですが、自分自身ではない誰か他の役を演じるということは、実はその役を客観的に捉えなければできない技なのです!!

「この◯◯は、こんな場面で何を考えるだろう。」

「この◯◯だったら、どんな行動をとるだろう。」

という具合に、徹底的にその役の内面とそこから生み出される行動を客観的に捉えてるわけです。

 

その結果、自分自身のリアルな喧嘩なら簡単には謝れない人であっても、ごっこ遊びの中でなら、「ああ、なんか状況的に良くないことをしてしまったな。ここは謝ったほうがいいな。」とスムーズに謝ることができるんですよね。

この「自分自身ではない他の誰か」の気持ちを、客観的に捉えるということは、実は現実社会においては、かなり意識していかないとできることではありません。

大人でもそうですから子どもならなおさらです。

「お友達が遊んでるおもちゃを取ったら、お友達がどんな気持ちになるか」という、めちゃめちゃシンプルな話が、子どもには「客観的にその子の気持ちを考える」という視点がないがために分からなかったりするのです。

マザーズコーチングでは、その「子ども自身が見えていない、気づいていない視点を与える」ための働き掛けを行いますが、その働き掛けをしてあげれば、子どもは「あ。それはかわいそうなことをしちゃったな」と素直に気づくことができます。

コミュニケーション能力の高さは、その人の視点の多さに比例すると言われますから、子どものうちに、いかに視点を増やしてあげられるかがとても重要になるわけですよね。

そして子どもの頃からそのようなトレーニングを積んでいれば、空気を吸うように当たり前のこととして無意識のうちにでもできるようになるんです。

『ごっこ遊び』は、自分自身ではない誰かを演じることで、まさに、普段は気づいていない視点を得られるトレーニングのようなものですね!

 


実は私は中学生まで双子の姉と『ごっこ遊び』をしていまして、以前なら「いや〜、思い返すと恥ずかしいなぁ。」なんて思っておりましたが、ここ最近、この「ごっこ遊びの効能」を自分で再認識した結果、、

 

「ほれみろー!!!!!!最先端いってたやろ〜!!!」

 

に変わりました。(笑)


『ごっこ遊び』からコミュニケーションを学ぶというのはとても面白いですね。

 

マザーズコーチングでは、子どもとの日々の生活の中の様々なことを、「子どもの視点を増やしてあげる機会」に変えていくためのコミュニケーション方法を学びます。

 

それは、お母様・お父様にとっても新たな視点が得られるチャンスでもありますので、是非ご一緒に学んでみませんか?!