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コラム #11

「保育園行きたくない!」攻撃にどう対応しますか?

連休や夏休みなどの長期休暇明けに、かなりの確率で発生する「保育園行きたくない!」攻撃。。。
 

我が家ではお正月明けに予想通りこの攻撃が始まりました。

もともと上の娘は、月曜日症候群で、休み明けは「保育園行きたくない!」と泣き騒ぐことが多いのですが、これって子供特有の感情というわけではないですよね。実は私自身も良く感じる感情です。

つい数年前まで会社勤めをしていたときにも、よく同じような想いをしました。(笑)

 

大人だったら「んなこといっても給料もらえないと生活できないし。。行くっきゃねーか。。」と、自分で自分自身を奮い立たせて職場へ向かうのでしょうが、子どもはそんな風に自分自身の感情をコントロールすることはできませんよね。

「行きたくないといっているけど今日一日も子どもには楽しく過ごして欲しい。」というお母さん・お父さんの想いから、ついつい「行けば楽しいから行こう!行こう!」とポジティブシンキングの押し付けになってしまいがちだったりしませんか?

子どもが求めているのは常に「安心感」です。

ポジティブシンキングの押し付けは、安心感を与えるどころか、「お母さんはわたしの気持ちを分かってくれない!」という不信感につながります。

子どもに安心感を与えるためには、まずは必ず「行きたくないんだね。。」と、ストレートに子どもの気持ちを受け止めて、子どもの感情に寄り添ってあげることをオススメしたいです。

この枕詞があるかどうかで、その後の会話の流れは180度変わるんです!

 


視点を変えるための「親の身の上話」は効果的

行きたくない気持ちを受け止め共感してあげた後のステップです。

親としてはなんとか行ってもらいたいという事情があるので行く方向に向かわせたいわけなんですが、保育園に行きたくないと言っている子どもに、「でも、行ったら行ったで楽しいんじゃないかな?」という話が、全く本人に刺さらないこともありますよね。頑なに拒否。何を言っても行きたくない!の一点張り。(><)

 

「お母さん、私をなんとかして行かせようと説得しようとしている!」と、子どもは親が思っている以上に敏感に察するからだと思います。

 

そんな時は、おもむろに、お母さん・お父さんの身の上話をしてあげて見て下さい。

「そう言えば、ママが子どもだったとき、◯◯ちゃんと同じように、お休みの後は保育園行きたくなくなっちゃって、やだやだ〜!って泣いたことあったんだよね。

 その時、ママのお母さん、あ、レイコバーバのことね。レイコバーバはママと同じようにお仕事していたから、行かないと困る!って怒られて、結局引きずられるように連れて行かれてさ。

ほんと、あの時はすーーーーっごく悲しかったんだ。。。(泣きそうな顔をする)」

みたいな感じです。


実際にその出来事が起きたかどうかは別としても、身の上話調に話すと、子どもは「自分を説得しているわけではない」と感じ、強固な態度を軟化させて話を聞いてくれることが多いです。

しかも、なぜか子どものほうが「お母さんの相談にのっている」ような形となり(笑)、子どもの方からもお母さんに共感してくれます。すごくないですか?!

 

「行きたくない!」と言っているときに「どうして行きたくないの?」「行ったら楽しいと思うよ!」などなど、 子ども主語で話を進めてもうまくいかないケースがあります。それは、子どもはさらに強固に「行きたくない!」という姿勢を強めてしまうからなのですが、主語を変えてあげると子どもの頭の中で視点が変わるんですよね。

 

そしてこの展開になると、お母さんと子どもの心が通じた状態になるので、その後の話も比較的スムーズにやりとりすることができるんです。

 

”比較”にならない”水平確認”トーク

 

さてさて。
じゃ、その後、子どもをどうやって保育園に行かせるのか。

 

「行かせる」というよりは、「子どもが行くという決断をすることをサポートする」ということなんですが、「行きたくない!」ということも含めて、世の中、結局は絶対的な「正解」がないテーマがほとんどですよね。

 

「行くことが人間として正しい」とか、「行かないと社会不適合だ」みたいな思想を植え付けるのもいかがなものかと思います。なぜなら!実際には、幼少期に学校を休みがちだった人でも、将来的には大成して社会でイキイキと活躍している人もいるんですものね。

 

マザーズコーチングでは、親は子どもに結論を与えるのではなく、「決断する機会」を与えてあげようということを教えております。

そのためには、いろんな角度から「今いる自分自身を客観的に考える視点」を与えてあげることが、とーーっても大切なんだと私は考えています。

自分自身を客観的に考えるためには、視点を外にむけなければいけないのですが、この時注意したいのが「比較」にならないことです。

「みんなちゃんと行ってるよ?」

 

→実はこれはあまり望ましくない比較です。「みんながちゃんと行っているからあなたも行きなさい。」的なことを暗に伝えています。

これでは子ども自身が自分で考えて決断する機会を与えるということにはならず、むしろ、「みんなと同じ行動をすることを強制された経験」を積ませることになってしまいます。

ではでは。

 

オススメは、「水平確認トーク」なんです!

つまり、「こんな人もいる。」「あんな人もいる。」ということを”比較"にならないような、あくまで「周りを見渡してみよう!」的な”水平確認"のトーンで情報提供してあげることです。

 


これは、このお正月休み明けの「保育園行きたくない攻撃」に対して、実際に私も使ったお話です。


私自身の身の上話で子どもからの共感を得たあと、小林麻央さんの息子さん・勧玄くんのお話をしました。

 

「そういえば。あなたと同じ歳のお友達で、勧玄くんっていう男の子がいてね。お母さんが病気になってしまって、ずーーーっと病院に入院しちゃってるんだって。それで、勧玄くんは、お母さんにずーーーっと会えないでいるみたい。

保育園(実際には幼稚園に通われているそうですが)にはお父さんが送ってるみたい。お迎えもお父さん。でもお父さんもお仕事が忙しいから、毎日はお迎えに行けなくて、バーバだったり別の人がお迎えに来ることもあるみたい。

 

保育園からおうちに帰ってきても、お母さんには会えないの。お母さんは入院しているからね。

勧玄くんもきっと、とってもとっても寂しいと思う。

でも勧玄くんはきっと、お母さんに早く元気になってもらいたいと神様にお祈りしながら、今日も保育園に行っているんじゃないかな。」


この話の後に、「だからあなたも行きなさい!」という言葉は不要でした。

娘からは、

 

 「どうしてかんげんくんのママは病気になっちゃったの?お風呂の後、すぐお洋服着なかったからお風邪ひいちゃったの?」

 

とか、

 

「良いこと思いついたよ!かんげんくんは、バーバのおうちで暮らしたらいいよ!そしたらバーバがご飯を作ってくれると思うよ!」

 

という話が出てきて、

最終的には、「保育園行きたくない!」攻撃のことは忘れてるような状態で、真剣な顔で登園していきました。(笑)


娘は今3歳です。

 

正直、『バーバのおうちで暮らす論』が出てきたときは、私も本当に驚きました。(笑)

 

3歳児であっても、「保育園行きたくない!」というところから、「お母さんが入院しちゃったお友達はバーバのおうちで暮らすと良い」ということを思い付くような『考える力』を養うことができるんだな〜と、改めて、親子コミュニケーションの重要性を再認識する機会となりました。いや〜、本当に面白かったです。


子どもの◯◯攻撃は、忙しいママ・パパにとっては厄介事でしかありませんが、マザーズコーチングを学ぶと、そんな厄介事も「子どもの考える力を育む」ための機会に変えることができるんですよね。

 

皆さんも、是非、ご一緒に学んでみませんか?!